2014.11.14~16にかけて、初めて「スタートアップ ウィークエンド」(Startup Weekend 以下”SW”)に参加しました。
第2回 Startup Weekend Yokohama (以下、”SWY2″)
非常に濃い3日間を過ごすことができ、自分の中に変化を感じています。
改めて、運営に関わられた皆様、コーチ&審査員の皆様、他の参加者の皆様、そして、Proglibを3日間で共に創り上げたチームメンバーの4名に心からの感謝を伝えたいです。ありがとうございました。
思い切って参加してみて、本当に良かった!
ということで、今回の私のように、「SWに興味を持ったんだけど、まだ参加をためらっている…」という方の背中を押せたらな、と思い、投稿します。
「Startup Weekend 参加をためらう10の理由?」
〔理由1〕どんなイベントかよくわからないから
私、つい1ヶ月前まで、まるで知りませんでした。
今でもSWについて、わからない、知らないことはいっぱいありますが少なくとも参加してみる上で、事前知識なしで特に問題はないです。
なお、SWの運営母体は、米国発の非営利コミュニティ Startup Weekend です。Googleが運営に携わっており、Amazon、コカコーラ等がスポンサーをしています。詳しくはググれば色々出ます(この記事の一番下で簡単に情報はまとめます)。
〔理由2〕起業家じゃないから
私、会社員です。
参加してわかりましたが、純粋たる起業家と呼べそうな方の占める割合はとても低かったです。大半は、会社員、学生などです。むしろ、起業プロセスを体験できるという意味で、起業家ではない人にこそオススメしたいです。
〔理由3〕将来も起業する気はないから
私、将来起業するか全然決めてません。
だけど、今回SWに参加したことで、起業に対するリアルさが、少しだけ、肌感覚で得られました。この肌感覚は、いつか「起業するかどうか」を考えるときの判断材料として、とても役立つだろうと想像しています。
〔理由4〕ハッカーじゃない(プログラムが書けない)から
私、プログラム、全然書けません!
だけど、チームの中に、プログラムが書ける人がいれば、問題ないです。機能分担する、それこそがチーム!
いや、ぶっちゃけて言えば、実はプログラムを書かなくても、最終プレゼンを行うことはできます。SWY2で、実際Web上で動くサービスまで作り上げるところまで行ったのは6チーム中1チームだけでした(優勝チーム)。
大事なことは、プログラムを時間内に作ることではなく「顧客の課題を見つけ、それを解決しているか?」という問いに答えているかどうかだと思います。
〔理由5〕立ち上げたいサービスのアイディアがないから
私、アイディアをまるで考えていませんでした。
だけど、とりあえず参加することにして申し込んじゃったら、いやでも数日は考えるようになりました(笑)。
1日目にピッチ(1分間のアイディア発表)するのですが、サービスのアイディアを決めたのは、当日の朝でした。ピッチは練習もせず、ぶっつけ(汗)。ただ、後で他の参加者の方に聞いたのですが、サービスのアイディアは、前日や当日に決めた、という方がかなりの多数。
あるいは、別に自分のアイディアをピッチしなくても、他の参加者のアイディアで気に入ったものに投票したり、そのチームに加わればOK。私のチームメンバーの凄腕ハッカーはまさにそうでした。ピッチするもしないも、すべて自由です!
〔理由6〕参加費がかかるから
私、最初知ったときはお高い気がしましたが、終わってみて思うのは、参加費は安いです。いや、格安です(Tシャツ付きコースの10,000円を払いました)。
運営コストを考えてみると、まず、会場を借り切って行われ、7食(1日目夕食、2,3日目3食)出ます。ソフトドリンク、お酒も提供されます。数多くのスタッフの方々が、それらを準備され、運営されます。そして、ビジネスの一線で活躍されている方々がコーチや審査員として惜しみなくアドバイスしてくれます。これ、もし仮にコンサルティング料が発生したら?と考えると、すごい値段になります多分…。
でも、皆さんボランティア。だから実質、食費以外はタダ。とてつもない安さです。むしろ、安すぎて申し訳ない。次は運営側として、お手伝いしたいと思っています。
〔理由7〕土日を丸々つぶしたくないから
私も、ぶっちゃけ参加前は、そう思ってました。しかし、参加して、得たものの大きさに気づきました。
「土日をつぶす」なんて、失礼極まりない思い込みでした…。むしろ普段、ぼんやり過ごしていた土日こそが、本当に時間を「つぶして」いた気がしますorz
土日がお仕事の方は…。休暇、取れません? それだけの価値は、あります。
〔理由8〕会場が遠いし、行くのが面倒だから
私、今回横浜まで、往復で2時間×3日間、家と会場を移動しました。
普段、なにかイベントだと、移動が面倒なので、1時間かかる場所に出向くことはしません。
だけど、SWに参加して気づいたことが2つあります。1つは、活動する時間が長い(土日は9~21時くらい)ので、それに比べると移動時間は相対的に短いのです。もう1つは、移動時間には、考えを整理できるという素晴らしいメリットがありました。あとで聞いたところ、優勝したチームでは、移動時間中にチーム内でLINEでミーティングを進めていたとのこと!これはすごい。
ということで、
・家の近くで開催される方はラッキー。
・やや遠い会場に参加される方は、むしろ活用時間が増えてラッキー。
・めっちゃ遠い会場に参加される方は、いっそ旅行を兼ねて、宿を取って泊まってしまうとか、どうでしょう。
ちょうど11.21~23の日程で、神奈川県真鶴町でSW真鶴が開催されます。SWY2に来られた真鶴運営の方々曰く、食事が超豪華とのこと(舟盛りの写真が出た時、会場がザワつきました)。これ、泊まりで行けば、まさに旅行です。まだまだ参加者大募集中ということですので、ぜひ。
(2016.10追記) 2016年9月開催のSW真鶴に参加しました!まさに2年前に思っていたとおり、泊まり込みで、干物や美味しい海鮮を楽しみ、温泉にも入れる素晴らしいSWでした。
〔理由9〕何をしていいかわからないから
私、最初に会場に着いて何をしていいのか、全然分かりませんでした。
しかし、運営の方々(=オーガナイザー)が非常に親切なので、本当にありがたかった。1から10まで、教えてくれました。
そして、イベントはファシリテーターと呼ばれる方が進行してくれますので、何時までに何をするかというスケジュールはその発信をちゃんと受け取っていけば、心配はないです。なお、今回のファシリテーター、石原吉浩さんは非常におもしろく、かつ頼れる方です! 石原さん、ありがとうございました!
わからないことがあったら、まず、オーガナイザーに気軽に声をかけてみましょう! ちなみに、皆さんお揃いのTシャツを着ています。
〔理由10〕一緒に行く友達がいないから
私、1人で参加しました。全体の割合としては、1人参加が大半でした。
そして3日間終えて分かったことは、他の参加者の方々と、間違いなく友達になれます。特に共に知恵を振り絞り、汗を流した同じチームのメンバーは友達以上、もはや戦友といっても過言ではない!
石原さん曰く、SWで知り合ったどうしで(まさにスタートアップの速度で)結婚された方もいるそうです。なので、別の意味で友達以上になることも可能かも…?(保証はしませんよ!)
以上です。
この記事を読んで、SWに参加しよう、と思う方がおられたら、とても嬉しいです。
きっと素晴らしい3日間になりますよ!
【SWへの参加方法】 ←2016.10 情報更新
Startup Weekend 開催予定
ここで、直近の開催予定のSWを探してください。リンクを押していただくとイベント申込ができるDoorkeeperというサイトに移ります。
横浜のDoorkeeperはこちら。
横浜では2016.11.11(金)-13(日)の日程で、Startup Weekend Yokohama 6 が開催されます!!
会場は横浜駅徒歩1分の岩崎学園情報科学専門学校です。
ピッチするテーマに制限はない、ノンテーマのSWとして引き続き開催しています。
ぜひご参加検討ください!!
※SWによってはテーマや参加者属性に条件つきのこともあるので、そのあたりはよく確認してください。
あとは、 FacebookのStartup Weekend Japanのページから様々な情報が発信されているので、いいね! しておくとよいと思います。
また、各地のStartup WeekendのFBページもあります。
横浜はこちら。
ぜひ、いいね! しておくと便利かと思います。
何かご質問があったら、このブログの著者「Masaki」までFBでメッセいただければお答えします!!
【SWについての参考情報】
参加するにあたり、きっと役立つ記事、サイトを掲載しておきます。
デザイナーやエンジニアが起業するために必要なことはここで学んだ
SWY2優勝チーム motteko の Sawada Shunsukeさんが書かれています。SWに参加することの魅力が伝わります!
Startup Weekend に参加する前に知ってて欲しいことをまとめてみた
SWのキーワードである「リーンスタートアップ」「MVP」がわかりやすく説明されています。
Startup Weekend参加者におすすめな疑似体験できる19の記事
参加者による記事はこちらでまとまっています。
まさに起業のプロセスを体験できるStartup Weekendの優れたフォーマット
株式会社はてな近藤淳也会長による、審査員側からのSW記事です。
一歩踏み出して、SWに飛び込んでみませんか?
記事で使用した写真は、すべてジャッキーさん撮影のものです。ありがとうございます。ジャッキーさんも、ボランティアです!
打ち上げでの記念撮影! 皆様、本当にありがとうございました!
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